日本うなぎの養殖と価格に関するお話です。

日本うなぎにまつわる話

うなぎの白焼き

日本うなぎ(Anguilla japonica)アンギラジャポニカのお話

皆さんもご存じと思いますが、シラスウナギの産卵場所はマリアナ諸島西方沖のスルガ海山です。

シラスウナギは黒潮に乗り、主に日本・台湾・中国・韓国の河川の河口で取れます。そのシラスウナギが一昨年、昨年、今年と3年不漁で例年ですと1kg(丼一杯)700,000円位ですが3,000,000円と聞きます。その為鰻の価格が高騰しております。

近年鰻の完全養殖が成功しましたが,生産コスト・数量等がこれからの課題で後どの位の期間か不明です。

鰻養殖ほど水の条件に左右される淡水養殖魚はありません。ウナギ養殖は”水づくり”といわれるほど水質管理をしなければなりません。餌は練餌や浮餌などを与えます。 11月~4月に採捕されたシラスウナギは養殖池に入れた後、半年~2年ほどで出荷できる成鰻になります。 養殖は露地池養殖とハウス養殖があります。「台湾」と「中国広東省」は露地池養殖で1~2年かけて成鰻にします。「日本」と「中国福建省」は主にハウス養殖で6ヶ月~1年数ヶ月かけて成鰻となります。ハウス養殖はボイラーを用い加温して成長を促し短時間で出荷できるが燃料費やハウス建設コストがかかります。

 うなぎは成長するにつれて出世魚と同じく呼び方が変りますが、最近は1kgで何尾物なのかで呼びます。

例=5pは5尾物で1尾は200g/尾の活鰻です。

近いうちにうなぎが庶民の食べ物では無くなるかも知れません。

当店では国内養殖の5P主体でお出ししておりますが、今後そのサイズが入荷困難になるかもしれません。養鰻場は5P/6Pで出荷するより、後少しの期間で3P/4Pにした方が重さが増えるから養鰻場にはプラスになります。

その時は3P/4Pで対応したいと考えておりますが、活鰻が入荷しない時は定休日以外でも臨時休業致します。

鰻の話から脱線しましたが、今後とも皆様に出来るだけ安くおいしい鰻を提供したいと思いますが、仕入れ価格の高騰により値上げをしなくてはなりません。この状況を御理解のほど宜しくお願いします。

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